我が家のお正月は、赤坂「伊真沁」のおせちから始まります。
「伊真沁」は赤坂にある料亭。ここのおせちは本当においしいんですよぉ。
数年前、食いしん坊三人(「エスペランス」の成田さんと、「霞町一(ぴん)」の梅谷さんと)で「伊真沁」「吉兆」「京味」のおせち重の食べ比べをしたが、三人とも「伊真沁」に手をあげた。
お屠蘇は私が一番おいしいと思うみりん「九重櫻」でつくります。
実はこの店の名付け親は私なんです。25年前、この店が始まるとき、女将として私の中学からの親友おかどめぐみこさんを紹介して、そのついでに「名前を考えて」とたのまれ、考えようと思って眠ったら夜中に目がさめて、いきなり「伊真心」という文字が浮かびました。でもこれだと二十画。
お店の名前には二十四画が最高というのはきいていたが、あと四画たりない。う〜んと唸ったら、またサンズイ(氵)が浮かんできて。サンズイは”水”のことだから四画なんです。「伊真沁」なら二十四画。耳で聞いただけでイマジンは外国人にも伝わるし、どの文字も料理に大切なことを意味しているし。
それだけじゃなくて、この字にしたらきっと、書家の篠田桃紅さんが書いてくれる、そんな予感がしたんです。
桃紅さんもこの店のスタッフとちょっとした縁があったので。
予感は大当たり。
女将も店名もみんなに好かれて。そしておせちが最高においしいんです!
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