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2013年2月 5日 (火)

「はじめてのうちカクテル」

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私の脚本ゼミの卒業生で、近所のバーでバーテンダーのアルバイトをしている光太くんがやってきました。……よく来るんですけど。

一緒にうちゴハンのあと、思いつきでカクテルを作ることになって。

でも、うちにはシェーカーもメジャーカップもミキシンググラスもなーんにもなくて、でも、そんなことでめげないのが私。あるもので作ればいい。

で、銅製のチロリをシェーカーにして蓋は自分の手のひらにしてみたけれど、ちょっとこぼれすぎるので、まずラップで蓋をしてから手のひらで押さえることにしました。

最初に作ってみたのが“森の淡雪(あわゆき)”もどき。

かれこれ30年近く前にこのカクテルを飲み、生まれてはじめておいしい!と思った。

作ったのは世界バーテンダーコンテストで1位になった毛利隆雄さん。しかもこの“森の淡雪”で。

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あのときの舌の記憶だけを頼りに作ってみよう。

チロリシェーカーにジン(シュタインヘーガー)をドボドボドボ。

生クリームをその1/3量くらい。シロップを少し。そして抹茶。ちょうど鹿児島県霧島高原の西製茶のおいしい抹茶があったので、それを竹茶杓に2杯くらい。ひとまぜしてから、氷だけは製氷機のじゃなくてロックアイスを3,4個。で、シェイク。

私はもともと激しくシェイクするのが嫌い。見ていてシラケルんだもの。それより丹田に気を入れて、優雅に振るのが好き。毛利さんもそう。

やってみました、ラップ蓋の上に手のひらをおいて、丹田に気をこめて。

グラスに注いでひとくち飲んでみたら……おいしーい!!いろんな店でいろんなカクテルを飲んできたけど、これ、かなりいける。

でも後日譚がありまして。毛利さんの“森の淡雪”をネットで見たら、レシピから全然ちがうの。

本物はベースがコニャックで、生クリームとブルーキュラソーなどが入って……。

舌の記憶って不思議ですね。でもどっちもおいしいんです。本当に。

このあとはパートナーと光太くんがオリジナルレシピで代る代るシェーカー(?)を振りました。

冷蔵庫にあるものをいろいろと探して。

和歌山県谷井農園から届いたみかんやネーブルがあったので、その絞り汁とダークラム・柚子皮。

そして聖護院かぶの絞り汁とウォッカ・雪塩・柚子皮。

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どれもなかなかプリミティブでおいしいカクテルでした。

カクテルに大事なのは道具やお酒の種類より、“気”の入れ方ではないかと、思いました。

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