赤坂砂場に教えてもらった「あさり煮」を作りました。


久しぶりに改装(耐震のため)を終えた赤坂砂場へいきました。
ひとりだったけど、お銚子を一本たのんだら(夕暮れの酒はうまい!)、アテに「あさり煮」が出てきて。
自分からオーダーするほど好きではない一品。
だってどこで食べてもさほどおいしくないんだもの。
だから「なんだ、あさり煮か…」と思いつつ箸でつまんで口に放り込んだら、これがうまい!
もっと欲しかったけれど、「生のり」を注文していたし、ひとりだからなぁ。
で、この日は諦めて、ざるそばをすすって帰りました。


食べることに関してのみしつこい私は数日後、もういちど赤坂砂場へいきました。相棒もいっしょに。
今日はちゃんとツマミの一品として「あさり煮」を注文。
このあいだより大きめの器にたっぷり入っている。
やっぱりうまい!
で、お姐さんに作り方を質問。
「たっぷりの生姜と醤油で煮るだけですよ」。本当に? 「本当です」。 ニッコリ笑うお姐さん。
彼女と初めて会ってから(店で)、20年は経つだろうな。
今日はちゃんとツマミの一品として「あさり煮」を注文。
このあいだより大きめの器にたっぷり入っている。
やっぱりうまい!
で、お姐さんに作り方を質問。
「たっぷりの生姜と醤油で煮るだけですよ」。本当に? 「本当です」。 ニッコリ笑うお姐さん。
彼女と初めて会ってから(店で)、20年は経つだろうな。


赤坂砂場が好きな理由のひとつはこのお姐さんたち。
近ごろでこそ若いお姐さんもいるけれど、以前は「お姐さーん」と呼ぶと、「ハーイ」と応えて来てくれるのが若くてもアラフォー。アラファイブ、シックス、さらにセブンに近いお姐さんもいらした。粋でしたねえ。

東京の数ある蕎麦屋の中で、私は赤坂砂場がいちばん好き。
夕陽がまだ茜色に揺蕩(たゆた)うている時刻にいくと、夏なら白い麻のスーツを着こなした老紳士(80代くらい)がいたり、いかにも若い時分は赤坂芸妓として殿方をブヒブヒいわせていたに違いない、と思わせる老嬢(かるくアラエイト)がひとり酒をしていて、着物の袖口からのぞく白くて細い腕がキリリと美して。
そんな人生の先輩方を眺めながら飲む夕暮れ酒はおいしくて、ワクワクしたものです。
さあ、また近々赤坂砂場へ行かなくちゃ。 ちょうど日傘の忘れものをして取り置いてもらっているから、それを言い訳にして夕暮れ酒を飲みに行かなくっちゃ。


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