グルメ・クッキング

2016年2月27日 (土)

「今宵は春の初物膳」

まだ小さめの初掘り筍が届いたので、大急ぎで茹でます。
早生の蕗はさっぱりシンプルに青煮。
メインには初がつお。 代々の江戸っ子の末裔としては、初物なんて見ると胸がさわぐんです。

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小さいころから3月には食べていたけど、まだ2月、これはかなり早い。嬉しい。かつおのお供には新サラダ玉ねぎの薄切りと和辛子をといて。これが合うんです。生姜やニンニクになるのはもう少し季節がいってから。

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鍋の茹で汁の中で冷ました筍の皮をむき、適当に切ったら、まず昆布水と酒・醤油・塩少々で煮ます。
汁と筍を分けて冷まし、この汁(水を足して分量に)でご飯を炊きます。
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木の芽を散らしたいが残念ながら我が家の山椒が枯れてしまって。 あきらめませう。
吸い物は筍の姫皮にしようかと思ったが、蕗のとうの新鮮なものが手に入ったので、味噌汁に。
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味噌を溶き入れ、最後に刻んだ蕗のとうを手早く散らして火を止めます。

具はこれだけ。大好物です。

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あとは3日前に漬けた白菜漬け。 春いっぱいの御膳です。
このところ仕事(センセイ業も物書き業も)がやたら忙しくて料理をしている時間も惜しいはずなのに、やめられません。
10才のころ「おいしくないものは一生食べない」と誓った自分に嘘をつきたくない、なんていうとカッコいいが、ただの食いしん坊、「舌」に使われて生きるオンナの戯言です。
晩ごはんの支度をしながら考えることはいつも、「明日は何食べよう」なんですから……。
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<今夜の献立て>
・早生蕗の青煮
・初がつお刺し身
・筍ご飯
・蕗のとうの味噌汁
・うち製白菜漬け
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2016年2月24日 (水)

「ちぢみ小松菜とお揚げの煮びたし」

早春の寒夜には、ほっこりあったかい料理が欲しくなります。

何にしようかな。

仕事で遅くなったので、手早く作ります。

昆布とかつお節のダシ汁だけは出かける前に作っておきました。

これがあるとラクチン。

霜があたってたっぷり甘やかになった「ちぢみ小松菜」とお揚げの煮びたしを作ろう!

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お揚げは軽く炙ってキッチンペーパーの上に置いて油分を軽く取って。

あとは普通の煮びたしだけど、このひと手間でとてもきれいな煮びたしになります。

熊本のトマト名人(中田さん夫妻)からおいしいトマトが届いたので、うちの定番「トマトと玉子炒め」。

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私の味つけのコツは「うちの特製しょうゆ」。

ふつうのしょうゆに昆布・ニンニク1片・タカノツメ1本を入れて冷蔵庫に。 

適度に注ぎたしながら、ニンニクはときどきチャーハンの具材などにして新陳代謝してます。

今うちにあるのは十数年ものです。

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<今夜の献立て>

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・トマトと玉子の炒め
・小松菜とお揚げの煮びたし
・カマスの干物
・自家製すじこ
・五分づき雑穀入りごはん
・ぬか漬け
・味噌汁

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2016年1月19日 (火)

「そば粉のニョッキ、ゴルゴンゾーラソース」

年末からずっと忙しくてブログに手が回らなかったけど、料理だけは日々しております。修行のように。
今日はうちゼミが休みになったので、久しぶりに新メニューに挑戦。
南会津から届いたそば粉でニョッキを作りました。
レシピは「アクアパッツァ」日高シェフのを参考にしました。
そば粉で作ったニョッキは歯ごたえというよりやさしい食感です。
チーズをあまり好まない私としてはめずらしくゴルゴンゾーラソースで。
グリーンアスパラガスも入って、おいしく出来ました!

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「そばがき」は大好物でして、どこの店で食すより自分でこしらえた方がおいしいと自負しています。
ニョッキはそのイタリア版。
作りなれるとニョッキも簡単でいろいろアレンジできそう。
若い人ならニョッキ、ワシらにはそばがきの方がいいかもしれんが、時にはいつもとちがう調理法で舌を刺激してあげないと。
今宵の献立ては全体的にイタリアっぽくなりました。
イタリアの田舎風、かな。
明日からはいつもの和食ベースに戻りますけど、ひと夜のイタリア食旅行です。
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<今宵の献立て>
クレソン・ブラウンマッシュルーム・新玉ねぎのサラダ
そば粉のニョッキとグリーンアスパラ、ゴルゴンゾーラソースで
鮎のアクアパッツァ
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鮎は山梨県桂川の落ち鮎を冷凍にして送られてきたものです。
「アクアパッツァ」は水と塩とドライトマトで魚を煮る南イタリア料理。
シンプルな魚の味がたのしめます。
今夜は基本レシピに少しだけアレンジして。
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2015年12月19日 (土)

木枯らしが吹くころになると、こってりした味がほしくなりますよね。 今夜のメインは鶏胸肉の治部煮。

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焼き豆腐と、茹で小松菜を添えて。

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山形県から新米(はえぬき、コシヒカリなど)が届き、お酒も福島県奥会津の国権酒造から「てふ」初しぼりが届いて。
おまけで酒粕も入っていたので、手のひらサイズの円形(煎餅くらいに)にして、両面を焼いて、すりたてのワサビと醤油で。
北国色に染まったあったかな晩ごはんでした。
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<今宵の献立て>
・ほうれんそうと焼き椎茸のお浸し(柚子風味)
・鶏胸肉の治部煮(焼き豆腐、茹で小松菜添え)
・蕪のあちゃら漬(甘酢)
・酒粕のこんがり焼き
・新米ごはん(土鍋炊き)
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2015年11月27日 (金)

蕪のみぞれ蕎麦

大っきな蕪(かぶ)がとどいたので、すりおろして「みぞれ蕎麦」を作りました。

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ひら茸とかぶの葉も入れ最後にカボスをぎゅっと絞って。 体が温まっておいしーい!
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2015年10月 4日 (日)

「今夜はうれしい、松茸づくし」

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岡山県・勝山の森で生きる樹人(じゅびと)こと庄さんから、今年初めての松茸が届きました。
彼が採るいろんなキノコも長さ2メートル近い自然薯(山芋)も絶品!
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松茸はまずホイル焼きにして、黄柚子をギュっと絞って。
ごはんには薄切りなんかじゃなくてゴロゴロ切って炊き込もう。
吸い物には銀杏と鯛を入れて。
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それでもまだ一本あるから、明日フライにしよう。
亡くなった母も祖母も伯母も松茸のフライが好物でした。
江戸っ子はフライが好きなんですね。
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半身で買った鯛の残りは刺身で。
ぬか床の茄子もラディッシュもいい色に漬かっている。
あとは春菊のお浸しでも作ろう。
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おいしい食材と向き合うと、気持ちが前向きになる。いいことだ。
めでたきことだ。
……ただの食いしん坊かしら。
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2015年9月26日 (土)

ラム肉を2種のレシピでたのしむ

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しっとり赤身のモモは塩と黒胡椒をして、ニンニクのスライスとローズマリーをたっぷり貼りつけラップに包んで3〜4時間。
あとは好みの焼き加減にソテーするだけ。

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骨つきチョップはパン粉で包んでオーブンで焼きます。
肉にうす塩して、種入りのマスタードをたっぷりとまぶす。
刻んだニンニクを混ぜたパン粉をつけ、 全体にオリーブオイルをかけて200度くらいのオーブンで15分ほど焼く。

パン粉がこんがりと色づいたらできあがり。
どちらもおいしーい!
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<今夜の献立>

・パプリカのマリネ
・ポテトサラダ
・ラム2種
・米パン(もちもちしておいしい!)
・新得農場フロマージュフレ(うんと生っぽいさっぱりチーズ)
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2015年9月18日 (金)

新鮮なホヤが届いて。

午後から気持ちのいい陽ざしが射しこんで。
今夜はキレイな食味のものをいただきたいな、と思っていたら、大好物のホヤが届きました。

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新鮮なホヤはちょっぴりだけ癖があるけど、他の貝よりずっとやさしくて色(エロ?)っぽい食味で、たまりませんなぁ。
刺身なら擦りたてワサビと醤油。ポン酢も旨い。
あとは軽く塩胡椒してから小麦粉を振り、無塩バターでさっとソテー。
日本酒にもワインにも合います。
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〆のごはんは釜あげシラスと新レンコンの丼。
レンコンは皮をむきごく薄切りに。
新物なので酢水につける必要もなく、そのままでいい。 炊きたてごはんに釜あげシラスと新レンコンをのせ、擦りたての生ワサビもちょこんとのせて。
食すときに醤油をたらーり。 旨いぞォ。
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<今夜の献立>
・やわらか春菊 生のままでひねり胡麻と淡口醤油を少々
・黒十全なすと新生姜のさっぱり炒め
・ホヤ 刺身で
・釜あげシラスと新レンコン丼
・ぬか漬け
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2015年9月 4日 (金)

賜物(たまもの)

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長崎県から白みつかぼちゃ姫がやってきて、岡山県から白ゴーヤ王子もやってきて。
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なんとなくめでたいのぉ。
さあ、可愛いふたつをどうやって食ったろかなぁ。
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2015年8月28日 (金)

冬瓜(とうがん)のおいしい食べ方

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冬瓜って、煮物かスープの他はなかなか扱いがむずかしい食材ですよね。
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これは横浜・馬車道近くにある大好きなチャイナレストラン「揚子江」のシェフ・黄さんの献立にヒントをもらったレシピ。
超かんたんで超おいしい。
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<レシピ・冬瓜の冷製>
1)冬瓜1/8個を水と小さじ1の塩、日本酒で柔らかくなるまで茹でる。好みもあるが、かなり柔らかく茹でるのがおすすめ。
2)粗熱がとれたら冷蔵庫で2時間ていど休ませる。すぐに食べてもいいし3、4日くらいねかせてもおいしい。
3)皮を厚めに取って1センチ厚くらいに切る。(写真を参照に)
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超キレイな味だぞォ。
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<今夜の献立>
・冬瓜の冷製
・グリーンアスパラとモヤシのソテー
・自家製チャーシュー
・巾着なすのさっと漬け
・自家製スープの光麺
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