「藤村志保さんの奇妙な夢の話」




15才で亡くなったブーブちゃん。今年は新盆でした。




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・かぼちゃのポタージュ
・手ちぎりトマトのサラダ
・ブラウンマッシュルームだけのシンプルサラダ
・gigioのパン(チーズボール、いちじくとクルミ)
・クリーミーチキン(印度風)
・大根おろしと明太子と釜揚げしらすのパスタ
・デザート無し!






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場所は西麻布にある雑誌「Switch」本社ビル地下一階にある「RainyDayBookstore&Cafe」。
店名にふさわしくザーッと雨も降ったのですが、オープンの16:00には夕陽がさして涼やかになりました。
主催者としては、第一回目なのでどうなることかと心配していましたが、定員35人の予定をずいぶんオーバーして50人以上の方がつめかけてくれました。
毎回テーマをみつけて、私とゲストとのトークやイベント、それに中学からの親友おかどめぐみこさんに作ってもらう料理。
第一回のテーマは「旅」。
旅といってもどこか遠くへいくことだけではなくて、ドアをあけることも隣の町へいくことも、なにかを捨てることも思い出すことも、恋に落ちることだって旅かもしれません。
日本が元気を失くしている今、みんなに「旅人」になってほしいのです。
「絆」や「がんばれ日本」や「花は咲く」も大切かもしれないけれど、それより今は、ひとりひとりがヌーディーな存在としての「旅人」になることが大切だと感じます。
自分のココロとカラダで感じとり、判断して、それを大切に生きていく。自分をみつめ直し、世界と自分の関係を作り直していけたら………。
第一回のトークのお相手は、たったひとりで中身の濃いフリーペーパーマガジン「 como le va? 」を作っている、旅人みたいな編集者、二見屋良樹さんにおねがいしました。
ありふれた毎日の中にだって、「旅の種」は潜んでいるのかもしれません。そんな種をみつけるために、私たちのトークや今夜のごはんがみなさんを元気づけられるとしたら、とっても嬉しいのですが。
そんなヌーディーな存在になるために大切なのは、ちゃんと食べることです。
食べさせてあげることです。自分にも他者のためにも、高級な食材や贅沢な食事である必要はありません。心をこめて作り、おいしく食べること。
だから旅支度の第一歩は、おいしい食事です。
そして私のこれまでの脚本や小説すべての裏テーマでもある「 Be a punk, Be yourself (誰のものでもない不良であれ)」というスパイスをふり注ぐことができたら………
だってせっかく「大人たちのカルチェ・ラタン(解放区)」なのだから、なんでもありが、たのしくありません?
第二回のカルチェ・ラタンも企画しますので、ぜひみなさん遊びにきて下さい。
第一回
「大人のカルチェ・ラタン(解放区)」のメニュー。
私の小説「旅する女」に出てくる食事の場面からの抜粋です。
「1st_menu.pdf」をダウンロード
↑ここからダウンロードできます。
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羅々子はバリ島のマンゴーの樹から作られた木彫りの置物です。 はじめて彼女と出会ったのは三年前の春。 青山のキラー通りにある花屋「FUGA(風花)」の店先でした。 いやぁ、びっくりしました。まずその大きさ。全長(身長?)約1m80cm、胴回り約1m20cm。 このでかい木彫りの置物が、店先から舗道にまであふれるようにドデンと寝そべっている。 さらに目をこらすと、上半身は牛で下半身は人魚。 つまりマーメイド(人魚)ならぬモウメイド(牛人魚)。乳房があるから♀なんです。 そして私はびっくりしながらも、このモウメイドにひとめ惚れしてしまいました。 その不気味な可愛いさと、どう見ても何の役にも立ちそうにない無用の存在感に。効率主義が第一とみなされがちな時代にあって、この悠々とした存在感とユーモアは素敵じゃないですか。 惚れぼれと見ている私の横で、5才くらいの男の子もじっと見ていたのですが、突然「こわいよ〜ママ〜」と泣き出したんです。私はモウメイドが可哀想になってきました。 どうしよう。どうしたら、どうしてあげたらいいんだろう。 そうだ!買い取ってそばに置こう。無謀にもそう心を決めました。 「FUGA」の店長にこの決心を伝えると、「あなたも変わってますねえ、こんなものを買ってくれるなんて」といわれたけれど、店長だってバリの木彫りの店で見つけて連れてきちゃったのに。それも寝そべっているうしろ姿に惚れたんですって。 約一ヶ月後、トラックにのせられてモウメイドはやってきました。なにしろでかいので置き場所がむずかしかったのですが、玄関の前にギリギリのスペースがあって、以来、ここで私たちの守護神としてノンビリと寝そべってくれています。
名前はひとめ見た時から、浮かんでいまいした。「羅々子」。ララちゃん。 そんな感じしませんか? 外出するときには羅々子の上に腰掛けさせてもらい靴をはいたり、夏には日傘を持たせてやり、クリスマスにはひいらぎで作ったレリーフを頭にのっけたり。 私たちがどんないたずらをしようと、羅々子は悠々ドデンと受けとめてくれます。
追伸:バリ島では、山には聖なる神が棲み、海には邪なるものがいるとされているようです。羅々子は半身が山で、半身が海。 ………ということは、ちょっとイケナイことをしちゃった神々がいたようですね。 そういえばインドでは、マンゴーの樹は愛の象徴ですから。
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7月30日
|ガスパチョ
|紫アスパラガス(生のまま、レモンとマヨネーズ)
|国内産うずらのソテー
|桃のパスタ
レシピ <桃のパスタ>
◯材料(2人前)
桃・1個
トマト・4分の1(無くてもよい)
レモン・4分の1
ペパーミントの葉・適宜
ニンニク・ひとかけ
パスタフェデリーニ(カッペリーニでも)・150グラムほど
エクストラバージンオリーブオイル(以後…EXVOに略)・大さじ4〜5杯
塩、胡椒・適量
◯作り方
(1)EXVOにニンニクひとかけをつぶして入れ、冷蔵庫で一時間ほどなじませる。
(2)桃の皮をむき、ひとくち大にカットし(1)のオイル、塩、胡椒、レモンの絞り汁でマリネ。冷蔵庫で30分ほどなじませる。
(3)パスタを茹で、冷水で洗い水気をよく拭きとる。
(4)パスタとさいの目にカットしたトマトを冷やしておいた(2)と合わせ塩、胡椒で味をととのえ、手でちぎったミントも入れ、冷たい皿にもる。
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旅といっても、計画をたててチケットを買って、列車や飛行機に乗ってどこか遠くへ行くことだけではありません。
ドアをあけることも、となりの町へ行くことも、初めてのレシピで料理を作ることも、髪型を変えてみることも、何かを捨てることも忘れることも、そして恋におちることだって旅かもしれません。
ありふれた毎日のなかにも、旅は潜んでいるんです。
そんなささやかな旅の種をみつけることができたら、ありふれた毎日が、ワクワクする旅のような日々になるかもしれません。
それって素敵なことですよね?
旅する毎日。
そんな旅をみつけるにはどうしたらいいんでしょう。
私は、まず、ちゃんと食べることだと思っています。ちゃんと食べることこそ、大切な旅支度です。
だって、ちゃんとおいしい食事をしていれば、五感も細胞もイキイキとしてきます。イキイキすれば誰かを愛する勇気もわい
てくるし、旅をしようという気力だってわいてきます。そう、ちゃんと食べることは、すべてのスタートです。
おいしい食事をすれば、体が元気になる。
いとしいセックスをすれば、心がやさしくなる。
これは私が以前に書いた短編小説集「食べる女1・2」のテーマでした。ここに「旅」を加えたいと思います。
ちゃんと食べて、誰かを愛しいと思って、毎日を旅するように暮らす。
そんな「旅女」がひとりでも多くなったら、この世界は今よりも自由でたのしくてやさしくなれるはず。もっとタフになるはずです。
「旅女」の仲間が増えることを祈って、私の毎日の献立表をこのブログで綴ってみます。
週のうち6日は自分(たち)で作り、食べていますが、その晩ごはんの献立ては必ず手書きにして壁に貼ります。もう20年以上つづけています。その「今夜の献立て」を、みなさんの参考になるといいなと願いつつ、お伝えします。時々レシピを付けて。
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